「http://〜」でも「http://www.〜」でも「https://www.〜」でも「https://〜」にリダイレクト(転送)できる方法があれば教えてほしいです。
こういった悩みにお答えします。
本記事で解決できること
- SSL設定の必要性
- 常時SSL化の設定方法【手順は3つ】
- Xserverに記載されているコードと当サイトで使用しているコードでリダイレクトにかかった時間の比較
是非、最後までご覧ください。
【Xserver】SSL設定とは
SSL設定した場合
URLが「http://〜」から「https://〜」へと自動的に転送され通信が「暗号化」されます。
通信が暗号化されていない場合
- アドレスバーに「保護されていない通信」「安全ではありません」などが表示されるため訪問者が不安を感じて離脱する。
- 模倣サイトが作られ、運営者になりすまして訪問者の個人情報を盗んだり、嘘の情報を流される。
- 運営しているブログ内のリンクが書き換えられ、訪問者がフィッシング詐欺の被害に遭う。
- 通信中のデータ(個人情報やクレジットカード情報など)が盗まれるパケット盗聴の被害に訪問者が遭う。
- 検索エンジンからの評価が下がる(検索順位が下がる)。
- 「HTTP/2(※HTTPのバージョンです。)」の利用により通信が効率化されページの読み込み速度が高速化されるが、この「HTTP/2」が利用できない。
以上の可能性があるためSSL設定は必須です。
ただし、「SSL設定」するだけでは「http://〜」から「https://〜」へと自動的に転送されません。
下記は「リダイレクトチェッカー」というツールを使って確認しているのですが「最終リダイレクト先のサイト情報」が「http://〜」のままです。
後ほど解説しますが「https://〜」へと転送するには「.htaccess」を編集する必要があります。
【Xserver】常時SSL化設定【手順は3つ】
- 手順①:レンタルサーバー側でSSL設定
- 手順②:WordPress側でSSL対応
- 手順③:Webサイトの常時SSL化
手順①:レンタルサーバー側でSSL設定
Xserverのトップページにアクセスします。
トップページから、「ログイン」>「サーバーパネル」を選択します。
必要情報を入力して「ログイン」をクリックします。
サーバーパネルから、設定対象ドメインを選択し「設定する」をクリックします。
サーバーパネルから、「ドメイン」>「SSL設定」を選択します。
SSL設定画面が表示されます。
SSL設定を行いたいサイトの「変更」をクリックします。
下記の画面に切り替わりますので「ONにする」をクリックします。
その後、下記の画面が表示されますので「戻る」をクリックします。
すると、現在の設定に「反映待ち」と表示されます。
そして、反映されると「反映待ち」が消えます。
手順②:WordPress側でSSL対応
管理画面メニューから、「設定」>「一般」を選択します。
一般設定が表示されます。
- WordPressアドレス(URL):「http → https」に変更します。
- サイトアドレス(URL):「http → https」に変更します。
その後、「変更を保存」をクリックします。
手順③:Webサイトの常時SSL化
サーバーパネルから、「ホームページ」>「.htacceaa」を選択します。
「.htaccess」の編集画面が表示されます。
※コードは先頭に追加します。
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} !on
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
リダイレクトにかかった時間の測定方法
下記の「リダイレクトチェッカー」を使用しました。
下記のパターンのリダイレクトにかかった時間を測定しました。
- パターン①:http://〜
- パターン②:http://www.〜
- パターン③:https://〜
- パターン④:https://www.〜
リダイレクトの処理にかかった時間
パターン②を例に挙げて紹介します。
- Xserver:0.53秒
- 当サイト:0.26秒
当サイトが使用しているコードだとリダイレクト順番が「2」で終了しています。
その他のリダイレクトにかかった時間の結果
信じて頂けるかは分かりませんが、何度も測定し直した訳ではなく一発どりの結果です。
URL | Xserver | 当サイト |
---|---|---|
パターン①:http://〜 | リダイレクト順番1:0.05秒 リダイレクト順番2:0.33秒 | リダイレクト順番1:0.05秒 リダイレクト順番2:0.33秒 |
パターン②:http://www.〜 | リダイレクト順番1:0.08秒 リダイレクト順番2:0.25秒 リダイレクト順番3:0.2秒 | リダイレクト順番1:0.05秒 リダイレクト順番2:0.21秒 |
パターン③:https://〜 | リダイレクト順番1:0.36秒 | リダイレクト順番1:0.3秒 |
パータン④:https://www.〜 | リダイレクト順番1:0.15秒 リダイレクト順番2:0.2秒 | リダイレクト順番1:0.11秒 リダイレクト順番2:0.2秒 |
若干ではありますが、総合的に見ると当サイトで使用しているコードの方が処理時間が早いです。
リダイレクトにかかった時間が早いと、その分ページも早く表示されますので、ユーザビリティ(使いやすさ)向上にも貢献すると思います。
今回は以上です。